アスベストとは?
アスベストとは、「石綿」とも呼ばれている無機繊維状鉱物のことを言います。耐久・耐熱に優れ、安価で購入ができるということで多くの建物に使用されてきました。しかし、肺の繊維化や肺がん等の病気を引き起こす恐れがあり、現在では使用が禁止されています。昔大量に使用されたため、未だにアスベストが使用されている建物が複数残っております。
地球環境を守る仕事です!
アスベストは空気中に飛散した粉塵を吸い込むと肺がんなどの原因となります。そのため、アスベストの除去は確実に飛散を防止する方法でなくてはいけません。
また、除去作業後も、アスベストを完全に密封して運び出す必要があるため、廃棄が完了するまで細心の注意を払い、作業を実施しています。
アスベスト除去工事とは、建物からアスベストを除去し、皆様の健康や地球の環境を守る仕事になります。
アスベスト除去工事・施工の流れ
ここではアスベスト除去工事・施工の流れをご紹介していきます。
1.事前調査
目視できる部分以外にもアスベストが使用されている場合があるため、図面等でのスクリーニング調査及び現地確認調査を行ないます。
2.サンプリング・分析調査
現地で直接建材を確認し、設計図書等と異なる点を調べたり、サンプリングを行ない、アスベストの有無を確認します。
3.施工計画書作成
アスベストが確認された場合は、施工計画書を作成します。
4.隔離養生設置
プラスチックシートで壁・床・開口部等を塞いで作業場所を隔離状態にしたり、シートのつなぎ目や窓などは、ビニールテープでしっかりと目張りし、外部に飛散しないようにします。アスベストは目に見えない微細な繊維ですので、この作業を丁寧にすることが何より重要です。
5.除去作業
隔離養生や減圧装置の設置が完成したら、管轄の諸官庁が現地での立入検査を行ないます。検査が完了したら、隔離した作業場所で石綿除去作業を行なっていきます。作業中も大気中の環境測定も行い、アスベストの飛散量などをチェックしています。
6.作業完了
作業後は、アスベストの濃度測定を行い、作業が完全に行われたかどうかの調査を行います。
施工写真、廃棄物マニフェストなどを整理し完了報告書としてまとめを報告します。